渡り鳥の季節になると日本中の養鶏農家の皆様が頭を痛めるのが鳥インフルエンザ対策だと思います。この記事を作成している2022年11月4日にもNHKが「茨城の養鶏場で鳥インフルエンザ 約104万羽の殺処分始める」と報道しています。
NHKの記事は★こちらです
養鶏農家の方々は地域の家畜保健所などと連携して対応なさっていると思いますが、一般の消費者はどのように警戒すれば良いのでしょうか。
まず、普段食べている鶏卵や鶏肉は大丈夫なのかと不安になる方がおられるかもしれませんが、この問に対して食品安全委員会は「家きんの肉や卵を食べることにより、ヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないと考えています」ということです。
食品安全委員会の見解は★こちらにあります
また、家禽や野鳥などから直接人への感染については、厚生労働省が「人におけるほとんどの感染者は、 感染した家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があります。日本では発症した人は確認されていません」と述べ、次の2点に注意するよう呼びかけています。
■ 弱った鳥や死んだ鳥には不用意に触らないようにしましょう。
■ 外出先から帰ったらせっけんで手を洗うなど、日常的な感染症予防を心がけましょう。
厚生労働省の見解は★こちらにあります
一般消費者は鶏インフルエンザについてあまり心配することはなさそうですが、もしお近くに養鶏場がある場合は、不用意に近づかないようにご注意ください。鶏からインフルエンザをうつされる心配があるからというより、万が一、身に着けている靴などが鶏インフルエンザウイルスで汚染されていた場合は重大な事故となる可能性があるからです。