会社案内

ご挨拶

社長 私が農業施設の設計・施工を始めたころ、建設業界は農業施設を非常に低く見ていた感じがありました。公共工事が建設会社にたくさんの利益をもたらしていた時代だからでしょうか、農業施設はレベルの低い会社が造るものと思われていたようです。確かに、アクトが出来る前は、農業施設の設計・建造にはいい加減なところがあったと認めざるを得ない状態でした。しかし、アクトの考え方は基本的に違います。農業は食そして命に関わる大切な仕事です。その農業をサポートしていこうと決め、決して建設業界に馬鹿にされる事のない会社作りを目指してきました。

  水よりも安い牛乳価格に疑問を持っているのは私だけでしょうか。ミルクは血液からできます。命からできているのです。「いい加減な農業施設」を作るのは決して許されることではありません。

我社は商品の品質にこだわるだけでなく、環境問題にも早くから取り組みました。堆肥の高度処理や、パーラー排水処理などに関する蓄積してきた技術と多くの商品があります。特にパーラー排水に関しては、ある浄化槽メーカーが酪農家のお客様に「ミルクをいれて浄化が出来るわけがない」と言っているのを聞いてから、その言葉に疑問と反感を持ち続け、当社のパーラー排水処理システムの開発を始めました。

農業機械メーカーの酪農課に所属し、搾乳機器を担当していた私は、農業施設専門メーカーとして出発したアクトの中において、パーラー施設や搾乳作業を十分理解させていただいた上で、お客様の為に最善の排水処理システムを世に出すことに成功しました。20%の廃棄乳を含む排水でも処理可能なシステムの開発により、2011年5月に公益財団法人りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が共催する「中小企業優秀新技術・新製品賞」で優秀賞をいただくことができました。

 更には、気温-35℃でも凍結しない車両消毒装置を開発し、口蹄疫や鳥インフルエンザなどの持ち込み予防のために、真冬の北海道でも安心してご使用頂ける製品を世に出すことができました。この装置はシストセンチュウに対しても効果が大きいことが確認されていて、酪農学園大学様や帯広畜産大学様にも採用いただいております。

弊社は堆肥撹拌装置やその他様々な農業施設についても北海道の環境を考えた商品の研究開発を着々と進めております。農業施設では、どこにも負けません。必ずアクトには解決策があります。
「全てはお客様の為に」という経営理念と、「農業は高貴な仕事」という信念をもって、これからも農業を全社員で全面的にサポートしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

株式会社アクト 代表取締役   内海 洋 hiroshi uchiumi